Ubuntu を Grub コマンドを使って手動で起動する

Ubuntu は半年毎にアップグレードしている都合もあり、使っているモジュールも他のディストリよりも早く新しいバージョンのカーネルや各種サービスを採用していたりする。Grub も多分に漏れず、9.x 以降から Grub 2.x にアップグレードされてて手動起動するためのコマンドが変わっていたりするし、、、
ということで備忘録。

ルートとなるパーティションを指定

新しい grub は ls で認識しているパーティションを一覧表示出来たりする。出来ないときはインストールした /dev/sd(x)(y) のアルファベットと数値から何となく類推して。

grub> root (hd0,2)

カーネルを指定

これが、バージョンによって kernel だったり linux だったりするのであせる。まぁどっちかだ頑張れ。
Ubuntu の場合、vmlinux-2.8.xx.x-server みたいな名前なので補完機能で探すかファイル名を携帯で写メってメモ代わりに頑張れ。

Grub 1.x 系?
grub> kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda3
Grub 2.x 系?
grub> linux /boot/vmlinuz root=/dev/sda3

Linux 初期 RAM ディスク (initrd) ファイルを指定

initrd は Linux 初期 RAM ディスク と言うそうですね。ベタに Initialize RAM Disk の略かな?(調べない) こいつの在処も指定。これも Ubuntu だと initrd-2.8.xx.x-server みたいな名前になっとるので注意。

grub> initrd /boot/initrd

起動

最後に boot で起動

grub> boot

起動後は

grub-install などを実行して正常に自動起動出来るよう設定しておくこと。玄人ぶって毎回手動起動してもいいですけど。